イベント開催報告

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イベント開催報告

菜香亭企画展「大内文化〜祇園祭と雲谷派」

 7月2日より8月18日まで、山口市菜香亭での大広間下の間展示室で、企画展「大内文化〜祇園祭・雲谷派」が開催されました。

 大内氏の時代からつづいている山口の夏の祭り「山口祇園祭」に関する資料を展示しているもので、山口祇園祭の資料展は初めてです。  また、雪舟の流れをくむ雲谷派の屏風を併せて展示されました。

これは、西門前町から出ていた飾山のために制作された人形頭部3体です。飾山の資料は僅かしかなく、とても貴重なものです。明治45年、京都で制作されました。大変きれいに残っています。モチーフは養老の滝孝子伝説です。【市歴史民俗資料館所蔵】

   現在でも祇園祭中は八坂神社御旅所で「鷺替」という福御籤が行われていますが、これは明治43年に始まったものです。 この展示品は、鷺替人形の鷺で〔展示提供:鷺替 宮崎孝博氏・佐々木正氏〕、鷺替会場の神棚に供えられるものです。

  室町時代から戦前まで山口の祇園祭には17台の飾山山車が出ていました。これはその飾山に立てられていた町名額です。
 左:寛政7年(1795)造 「竪小路」【市歴史民俗資料館所蔵】
 右:明治42年(1909)造 「東後川原」【八坂神社所蔵】

 明治33年から45年までの防長新聞より、山口祇園祭が掲載されている頁のコピーも展示されていました。

  昔の山口祇園祭を撮影した写真を市民よりお借りして展示しています。これは昭和40年代の踊り屋台の風景です。かつては辻々で移動屋台の上で踊りを披露する催しがありました。

 これも市民よりお借りした、1986年の写真の一部です。当時は大内時代行列としてこのような武者姿の行列がありました。

 また、祇園祭とならぶ山口の夏祭り「山口七夕ちょうちん祭り」の古写真も4点展示されました。右は昭和13年のちょうちん祭りの様子。【山口大学所蔵】

   萩本藩の御用絵師・雲谷(うんこく)派は、その祖である雲谷等顔が、毛利輝元から雪舟流を継ぐものの証しとして、雪舟のアトリエ「雲谷庵」と、雪舟筆「山水長巻」(国宝)を拝領したことに始まります。 雲谷派は、中央画壇の江戸幕府御用絵師・狩野派と並び称される、地方最大の一大流派を形成しました。初代等顔は、雪舟を根幹において、狩野永徳の手法をとりこんだ桃山様式でした。 2代目等益は、等顔画を基礎として、江戸時代らしい画面の平面化、装飾化重視の方向へすすみ、以降の雲谷派の基調となりました。今回はその雲谷派の屏風も併せて展示されました。

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