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大内氏関連町並遺跡第81次調査現地説明会

 

 10月31日、山口市教育委員会文化財保護課により、大内氏関連町並遺跡第81次調査現地説明会が行われました。場所となったのは、大殿地区にある龍福寺の裏手、かつて料亭菜香亭があった場所の向かいです。ここは大内氏館と築山館の間に位置し、江戸時代以降に成立した「山口古図」では一門屋敷が、「大内家古実類書」では唐橋があったとされています。

 右画像の部分では、柱穴や土杭、埋甕、方形石組、炉などが出てきました。

 龍福寺に近い方では、堀の跡がでてきました。大内氏館を囲む堀の北側部分にあたるとおもわれます。この掘った部分の道路際のところから、アスファルト道路の部分が堀の幅とおもわれます。

 上の写真の隣です。こちらも堀の部分があります。

 料亭菜香亭の駐車場の真向かいの部分です。こちらは焼土や炭が出てきたことから炉があったと考えられます。

 今回の発掘でとても珍しいものは、この鉄製の鍋です。室町時代のもので、大内氏関連遺跡では初めての出土です。

 一部のみこうして残っていました。当時はとても高価なもので、一般庶民では使えなかったと考えられています。

 長い年月によって腐食していますが、形状をとどめていることがわかります。

 大内氏館跡からみた、今回の発掘現場です。土師器(皿など)、瓦質土器(鍋・すり鉢など)、国産陶磁器、貿易陶磁器(碗・皿など)、鉄製品(鉄釘・鉄鍋など)、ガラス製品(小玉)などが出土しました。

 室町時代のある時期には、ここに家臣などの屋敷があったという可能性も考えられるそうです。

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