イベント開催報告

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イベント開催報告

山口県立美術館コレクション展 小林和作の四季

 

 1月8日から4月4日まで、展示室Aで、山口県立美術館コレクション展の一環として、「小林和作の四季」展が開催されています。
 小林和作(明治21年〜昭和49年)は秋穂町出身の画家です。地元ゆかりの画家ですが、作品を見る機会がなかったという方も多いかも知れません。今回は油絵12点、水彩画7点も展示されており、見応えのある企画展です。

 小林和作は構図と色にこだわった画家です。「私の好みに合う形と色」を求めて、鹿児島から北海道まで全国を踏破しています。何十枚も写生して役立つのは二三枚と語っています。
 全国を写生旅行してまわってようやく得た構図がどんなものか、この構図を和作はなぜ良しとしたのかを考えながら見ると興趣深いとおもいます。
 また、取材者の感想ですが、小林和作の絵は、間近でみると、くすんでいて地味な、暗い絵におもえました。しかし、遠くから、右の画像で紹介しているぐらい離れてみてみると、きらきらと輝いてとても明るい絵というふうに印象が変わりました。
 たとえば、鬱蒼とした山道を歩いて、ふいにぱっと視界が開ける。遠くに湖がみえる。湖面は空の青を映してきらきらと輝いている。ああ、なんていい眺めなんだ。そういう感動が和作の絵をみても起こりました。とても良い景色の前では立ち去りがたくいつまでも居たい気持になりますが、和作の絵を前にしてもそうで、いつまでも見飽きませんでした。

 小林和作の絵は原色がそのままキャンパスにのっているような印象派の絵で、そのために、学芸員の方によると、近くで見ると色がバラバラですが、遠くからみると色がまざってみえ、美しい色合いにみえるそうです。  ブラウン管を微細に見ると赤青緑の三原色で構成されていますが遠くからみるとカラフルな映像にみえることを思い出して頂ければいいかもしれません。
 絵とみるとどうしても近寄って見たくなりますが、小林和作の絵はぜひ離れて観賞して見て下さい。評価が高いことが実感されることとおもいます。
 なお今回の展示作品のなかには、故郷の秋穂の海を描いた作品があります。秋穂の海がどう表現されているか、ぜひ見て下さい。  

出品リスト
●油彩画
「春の山」
「英彦山の秋」
「秋山」
「秋山」
「春」
「春の海」
「海」
「佐渡の海」
「海」
「山湖の秋」
「山湖」
「秋晴」
●水彩画
「青木湖」
「久重山中」
「志賀高原発哺湯遠望」
「川治湖」
「妙高山」
「隠岐国賀」
「紀州太地」

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