イベント開催報告

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イベント開催報告

特別展「洞春寺―毛利元就の菩提寺に伝わる文化財」

 

 9月17日から11月13日まで、山口市歴史民俗資料館で、特別展「洞春寺(とうしゅんじ)−毛利元就の菩提寺に伝わる文化財−」が開催されています。
『洞春寺は、毛利元就の菩提寺として安芸吉田(現在の広島県安芸高田市)に創建された寺院で、その後現在の山口市水の上町に移されました。 

 寺には毛利氏や洞春寺を開いた嘯岳鼎虎禅師(しょうがくていこぜんじ)に関する文化財が多く所蔵されています。
中でも山口県指定文化財(典籍)である嘯岳鼎虎禅師手沢本(しょうがくていこぜんじしゅたくぼん)(嘯岳鼎虎禅師の書き入れなどがある書物)は貴重な資料であり、平成4年度から19年間継続して保存修理が行われ、昨年度に203冊1葉すべての修理が完了しました。

 このことを記念し、嘯岳鼎虎禅師と毛利元就に関わりのある資料を中心としながら、県指定・市指定の貴重な文化財を展示する企画展を開催します。』(同展チラシより)

 会場に入ってすぐ展示されているのが、修復された手沢本です。仏教資料の展覧会といえば堅苦しいものとおもいがちですが、ミクロにみていけば面白いです。たとえば手沢本。全部自筆です。字の個性がわかります。書道をしている人には参考になるのではないでしょうか。

 

 こちらは展示されている書状のなかの、足利義昭のサインです。ぴんと右上に飛んでいるところなんて、おしゃれですね。

 こちらは嘯岳鼎虎(しょうがくていこ)の袈裟です。嘯岳鼎虎は毛利元就の葬儀の導師を務めてます。この袈裟は元就を荼毘にふした時に使われた陣幕を使用して作ったといわれています。毛利家の、一文字三星と、沢潟の二種類の家紋が入っています。模様は龍で、見事な刺繍です。

 会場には洞春寺の歴代住職の頂相(ちんぞう 禅僧肖像画)が何点も展示されています。よくみると時代によって衣装が違います。

 今回は洞春寺所蔵の史料も多く展示されています。雲谷派の雲谷等益の三男・等哲(1631〜83)の「出山釈迦図」や、その弟の雲谷等■(王+番)(1635〜1724)の「隻履達磨図」があります。一般公開はこれまでなかったようにおもいます。大変貴重なものです。線に雲谷派の特徴が出ています。

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