イベント開催報告

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イベント開催報告

野田神社能楽堂移築二十年記念公演 鷺流狂言

 

 11月5日、山口市指定有形文化財でもある野田神社能楽堂で、鷺流狂言の公演が開催されました。これは野田神社能楽堂の移築20周年を記念したもので、今回は山口の鷺流狂言団体だけでなく、佐賀・神埼、新潟・佐渡の鷺流狂言団体も特別出演されました。(全国でこの3団体だけ鷺流狂言を行っています)

 野田神社能楽堂は昭和11年に明治維新70年記念事業として、長州藩主末裔の毛利元昭が別格官弊社・野田神社に新築寄付したものです。その後、敷地変遷に伴って能楽堂は境内から孤立し荒れましたが、移築して活用しようという機運が高まり、平成3年に現在地に移されました。移築は建物を解体することなくそのまま引き移すという珍しい工法をとりました。そのときのことについて真庭宮司が思い出を話されました。

 つづいて、長年にわたって山口鷺流狂言と交流を重ねている、武蔵野大学名誉教授で狂言研究の第一人者である小林責さんが鷺流狂言について話されました。

 今回の公演はあいにくの雨でしたが、それにもかかわらずテントの下に300名もの観客が集まりました。
 演目は、呼声(山口)、伯母ヶ酒(山口)、柿山伏(神埼)、清水(山口)、隠笠(佐渡)、千鳥(山口)でした。

 こちらは佐渡鷺流狂言研究会の方。佐渡は狂言だけでなく能も盛んで、島内には野田神社能楽堂のような野外能楽堂がたくさん残っています。
 佐賀県神埼市の高志狂言保存会も出演されましたが、そちらは佐賀県神埼市千代田町の高志という30戸の集落で約200年前から伝えられてきたものです。

 番組の前には、山口県立大学の稲田教授が、みどころや特徴などを説明されていました。

 トリは山口鷺流狂言の千鳥です。県指定無形文化財保持者の小林栄治さんが主人役を務めました。小林さんは大正13年生まれ。今年87歳ですが、誰よりも俊敏な動きをみせ、観客の視線を集めていました。

 

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