イベント開催報告

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イベント開催報告

学芸員が選ぶれきみん名品選一

 

 山口市歴史民俗資料館では、館内の一角に、当館学芸員が選んだ当施設の名品を展示するコーナーを開設されました。
 第一回目はTさんによるもので、防長の政権交代をめぐる大内氏と毛利氏の戦いの時期です。

 当該コーナーはショーケース一つだけです。企画展の企画にはおさめにくいものを展示されるそうです。
 今回は大内氏最後の領主となった大内義長の時代の書状が二点展示されました。

 これは天文21年(1552)大内晴英(義長)が波多野繁郷に発給した安堵状です。波多野繁郷は1528年に大内義興から安堵状を、1549年にもこんどは大内義隆から安堵状をもらい、義隆の後を継いだ晴英もさっそくあたえていることがわかります。

 弘治3年(1557)に毛利元就・隆元の連署の寄進状で、京都の愛宕神社へ宛てたものです。愛宕権現は軍神として多くの武将に崇拝されていました。毛利氏も戦勝を祈って寄進したものとおもわれます。

 コーナーには毛利氏がいつ防長の城を落としていったか、地図で掲載されています。

 また年表もあります。展示の書状を年表でおとしこんでみると、毛利氏のは最大の激戦地の沼城攻撃の最中に与えたものとわかります。愛宕神社は修験道でも有名で、もしかしたらスパイとして山伏を雇ったのかもしれません。

 山口市歴史民俗資料館にはスタンプが置いてあります。大内義興と義隆の花押のスタンプです。じつはこの花押がある書状は、波多野繁郷のものです。さきに紹介した1528年・1549年のものです。展示品はここにリンクしているわけです。

 

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