イベント開催報告

HOME >> イベント開催報告

イベント開催報告

山口薪能

(2014・8・3/更新9・3)
 


 山口市野田にある野田神社能楽堂前に、椅子が800席以上並べられている光景です。


 スタッフの方々が、長さ3メートル以上もある能楽堂の戸を外しています。一枚が大きく重いので、二人がかりで運んでいます。


 多くの方々の尽力を得て、8月3日午後6時半より、野田神社能楽堂で、同神社神事能として、山口薪能が開催されました。

 野田神社は幕末の藩主毛利敬親公を祀った神社です。同神社では明治以来、能楽が催されてきました。明治時代の音楽研究家・兼常清佐は、子どもの頃、萩から人力車で能を見に行った思い出を残しています。


 能楽堂は、昭和11年、毛利家が建立し、同神社に寄進されました。西日本では数少ない野外能楽堂です。総ヒノキ造りで、橋掛、鏡の間、楽屋、控の間を備えている本格的な能楽堂で、山口市の指定文化財となっています。


 近年は2年に一度の割合で薪能が開催され、市内はもとより県の内外から来場者を集めています。
 昨年は水害のため中止となり、この度は、3年ぶりの山口薪能です。


 この日の番組はまず、舞囃子「敦盛」と、仕舞「高砂」が演じられました。
 地謡には地元の方も参加されています。


 そのあとで火入れ式が始まりました。
 


 


 


 火入れ式の時はまだ明るかったものの、すぐに夜の帳がおり、現代とは思えない景色となりました。このあと、野村萬斎による狂言「蚊相撲」、喜多流の人間国宝粟谷能夫による「羽衣」が演じられました。森閑としたなかで舞台にかかる能の幽玄なさまに、観客は魅了されていました。


 

HOME | ↑ このページのトップに戻る |