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イベント開催報告

山口市菜香亭移設・開館10周年記念式典、記念講演会

(2014・10・4/更新11・1)
 


 10月4日、山口市菜香亭の大広間で、「山口市菜香亭移設・開館10周年記念式典」が開催されました。 


 関係者約70名の出席のもと、山口市長、山口県文化振興課長、山口市議会議長の祝辞が述べられました。


 そのあと、「菜香亭の西洋料理人3代目齊藤幸兵衛と井上馨」と題して、料亭菜香亭3代目主人齊藤幸兵衛の孫・齊藤泰嘉さんによる記念講演が行われ、料亭菜香亭と西洋料理の関係について、3代目主人の生涯を軸に話されました。


 齊藤泰嘉さんは料亭菜香亭の真向かいの家で生まれ、3歳のときに千葉に引っ越されました。母親から「おまえは、乃木大将が菜香亭でおやすみになったお布団で寝ていた」と言われたことがあるそうです。


 3代目主人の齊藤泰一は、初代主人の四男として、明治6年に萩で生れました。晩年は子どもの居る千葉に住んで昭和45年に97歳で亡くなっています。

 泰一は、明治20年代初め頃、政治家(あるいは建築家)を志し、井上馨の書生として東京に住みました。海外留学を望んでいましたが、料理の腕が良いことから井上馨の病弱の奥方に代わり料理を作っていたところを、井上馨に勧められて、上野精養軒で西洋料理の修業をしました。

 上野精養軒は日本におけるフランス料理の草分けといわれ、当時皇室・大臣・有名人・来日の外国首脳などが訪れる場所でした。
 泰一は明治25年頃に帰郷し、料亭菜香亭で洋食の腕前を披露しました。


 料亭菜香亭は明治20年に洋食堂を新設。明治30年に、フランスの製磁器会社ピリヴィの洋食器を購入し、使用しはじめました。
(くわしくは、同時開催の「菜香亭の洋食器ピリヴィ里帰り展」の記事をご覧ください。)


 会場には約90人の方が来場され、明治の菜香亭の話を興味深く聞かれていました。

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