イベント開催報告

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イベント開催報告

雪舟研究会公開講座

(2014・11・29/更新12・3)
 

 11月29日午後1時より、山口市菜香亭で、雪舟研究会公開講座が開催されました。
 雪舟研究会は1996年に山口県立美術館を事務局として創設され、雪舟に関して調査研究を行うとともに、年一回公開講座を開催されています。

 当日は井土誠(元下関市立美術館館長)の基調講演「雲谷庵が示唆する雪舟の諸問題」のあと、ディスカッション「雪舟と雲谷庵」が、影山純夫(神戸大学名誉教授)、綿田稔(文化庁)、荏開津通彦(山口県立美術館学芸員)、菊屋吉生(山口大学教授)を交えて行われました。

 最後に、全員で雲谷庵を古賀信幸(山口市史編纂室長)の案内で見学。昭和57年に現在地の一部が発掘調査されており、その発掘成果を交えながら説明されていました。

 現在の雲谷庵は明治17年にさまざまな神社の材木を使用して再建されています。
 その経緯を著した明治17年9月編集の「雲谷庵誌」などによると、この扉は室町時代かもしれないということです。


 こちらの窓は、滝(現在の県庁裏)にあった観音寺(観音堂が洞春寺に現存)の客殿の窓。左の柱は、大内地区にあった仁平寺のもの。これらも室町時代のものということです。


 こちらの蟇股は現在の山口大神宮から、扉は興隆寺(本堂が龍福寺に現存)から、扉の菊水紋は大内氏別宅から、両側の柱は宝現霊社(現在龍福寺内)から、得たものです。これも室町時代からの部材です。


 昭和57年の一部発掘調査では、室町時代の青磁などが出たとのことです。
 雪舟の住居兼アトリエとしていた雲谷庵があった場所、これらの発掘品はもしかしたら雪舟の手が触ったものかもしれません。

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