イベント開催報告

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イベント開催報告

講座「殿様の小姓が見た幕末維新」

(2015・4・26/更新5・1)
 

 4月26日(日)午後1時半より、大殿地域交流センターで、郷土史講座「殿様の小姓がみた幕末維新―長州藩士河北一と毛利敬親父子―」が開催されました。

 講師は、3年前まで山口市歴史民俗資料館学芸員をされていた立石智章さんです。在籍当時も幕末についての企画展をされていましたが、現在在籍中の倉敷市歴史資料整備室でも幕末維新について様々な催しをされています。

 この講座は、山口の文化財を守る会主催です。山口市内の文化財の知識と理解を深めることを目的とした会で、毎年数回の講座と現地探訪を行っています。

 河北一は天保4年(1833)生まれ。大伯父に村田清風、従兄弟に山田顕義、義兄に前原一誠をもつ「華麗な」一族の一員です。文久2年12月に藩主の小姓(身の回りの世話役)に取り立てられ、明治3年(1871)まで、幕末維新の激動の時代を敬親のそばで働いてきました。
 河北によると、藩主毛利敬親は、欲を制することにもっとも長じていた。奇行はない方で、奇行を嫌っていた。人を傷めぬ御仁心が深い方だったそうです。しかし何でも許すというわけでなく、落馬した馬乗の家を取り潰した断然たる処置もとったことがあるそうです。
 河北が幕末の中で最も思い出深かったのは元治元年正月の具足祝式。困窮のときで正月行事の多くが中止されるなか、初めて山口御茶屋で挙行され、藩主をはじめみな甲冑着用でのぞみました。そして毛利元就による天文22年(1553)の「御軍律」がはじめて読み上げられ、士気作興とされました。
 そして40年後、河北の構想により、「敬親公具足祝図」(毛利博物館所蔵)を姪の兼重暗香に描かせました。

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