イベント開催報告

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イベント開催報告

「幕末明治の偉人たちの書―詩と酒で語らう―」と「中世の山口を掘る」

(2016・2・12/更新3・1)
 

 2月11日から3月21日まで、山口市歴史民俗資料館で、山口お宝展参加企画展「幕末明治の偉人たちの書―詩と酒で語らう―」と、山口市誕生10周年記念事業大内氏関連町並遺跡発掘25周年記念特別展「中世の山口を掘る」が同時開催されています。

 山口市の歴史の中で主要な、幕末維新の歴史と、室町時代の大内氏の歴史が、同時にわかる展示です。
 「幕末明治の偉人たちの書―詩と酒で語らう―」は、酒に焦点をあてた企画展です。


 同館所蔵品の中から、山県有朋など偉人の掛軸の中で、酒にまつわるものをいくつか展示されています。


 四境戦争で活躍した市出身の大村益次郎は、酒と豆腐好きで有名です。
 こちらは、石州口の戦いで行軍する隊の時間割にしっかり飲酒の時間がとってあるという面白い史料です。


 また益次郎は漢詩をたしなんでおり、こちらは梅田雲浜などの漢詩を書き写したものです。酒を詠み込んだ漢詩です。


 こちらは木戸孝允の漢詩。深酒して吟じたといわれるもので、世俗から離れた楽しみが詠われています。


 こちらは有名な伊藤博文と井上馨の寄せ書きがかかれた大杓子です。十朋亭の万代家に伝わっているものです。


 さて、特別展「中世の山口を掘る」では、25年にわたって発掘してきた大内氏関連町並遺跡について、初めての発掘成果発表企画展です。これまでの成果によってわかったことがまとめられています。


 まず始めに、発掘調査とはどのように行うか、その過程が図や道具で紹介されています。


 こういう道具を使って、こつこつと土を掘っていくというのがよくわかります。


 各コーナーでは、発掘されたもので、代表的なものや珍しいものが展示されています。


 「大内氏とは」「都市の核『大内館』・『築山館』」「大内氏関連町並遺跡とは」「まちのにぎわい」「中世山口人からのメッセージ?」「近世以降の山口」のコーナーに分かれています。


 ことにまちのにぎわいを表す史料が、香炉・茶碗・鍋・すり鉢・銭・釘・ガラス児玉・硯とたくさん並んでいます。


 これは中心地商店街の一部を発掘した時の地層をはぎとって固めたものです。一番上が現代で、真ん中あたりが室町時代。大内氏が滅んだ前後に火事があったことを示しています。また江戸時代中期にも火事があったことがわかります。


 パネルでは、大内氏が山口に拠点を定める前から、大内氏滅亡後までの、山口の移り変わりが表示されています。25年にわたる発掘で、ここまで判明したということが一目瞭然でわかります。

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