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歴食JAPANサミット第1回大会 歴市
2月21日、カリエンテ山口で、「歴食JAPANサミット第1回大会」の「歴市」が開催されました。
→歴食JAPAN
「歴食」(れきしょく)とは、「日本全国の『歴史的なストーリーを有した、価値ある食』のことで、山口商工会議所が生み出した新たな言葉です。
「地域の食のルーツを知り、地域の歴史を知る。そして、各地域が連携し、日本の食の新ジャンルとして、『歴食』を日本全国、世界へ発信」するものとして、「歴食JAPANサミット第1回大会」が2月20日と21日の2日間、山口で開催されました。
初日の「歴座」は、各地の歴食の御国自慢を中心としたシンポジウムが開催されました。
取材した2日めの「歴座」は、展示と買い物が楽しめるもので、全国の歴食に関するものが展示販売されていました。
山口市では、大内氏が山口に下向した元足利将軍義稙をもてなしたときの料理が再現模型で展示されています。この大内氏の宴料理は現在、「平成大内御膳」として料理の一部を市内四店舗で堪能できます。
このような試みは全国各地で行われており、今回はそういう歴食が初めて一堂に会したものです。
画像は奈良県より天平時代の宮廷料理の再現模型。
こちらは写真パネルですが、静岡県より貴族の万葉食。
こちらは益田市より、益田氏が毛利氏をもてなしたときの饗応料理。
以上、会場に展示された一部ですが、日本全国で見ると様々な時代の料理が再現されていることがわかります。
会場には、天平時代の蘇(チーズのようなもの)や、長州鍔チョコレート、また郷土の歴史を素材とした文房具などが販売されていました。
こちらは鹿児島県から参加の、縄文時代のどんぐりクッキー。土器に入れて販売されていました。
こちらは徳島県から参加の、戦国三好御膳のメニューの中の香物で、野菜をはちみつなどで味付けしたもの。当時はまだ醤油が使われていないので、現代の食に馴れた舌では珍しく感じます。
こちらは、山口市の平成大内御膳より、干しなまこ、鮑など高級素材が入った雑煮を販売しているコーナーです。
こちらがその雑煮。量は少ないけれど、腹ごたえがしっかりとある料理でした。
来年の歴食サミットJAPAN第二回大会は島根県益田市で開催される予定とのこと。歴食が全国にますます拡がっていきます。
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