イベント開催報告

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イベント開催報告

れきみん企画展「わたしたちの文化財をまもる」

(2016・8・13/更新9・1)


 8月12日から10月2日まで、山口市歴史民俗資料館で、企画展「わたしたちの文化財をまもる」が開催されています。


 文化財保護条例に基づいて文化財をまもる活動が市・県・国レベルで行われています。その活動について紹介する企画展です。


 今年も山口市は6件17点の資料を士市は文化財に指定しました。そのうち常栄寺の四天王立像を展示しています。


 こちらは文化財の修復に使われている道具です。


 痛んだ文化財を修復して後世に伝える作業が継続して行われています。
 このたび洞春寺の県指定文化財4点の修復が終わりましたので、その紹介がされています。


 木造石屏子介禅師坐像です。修復されて、木目がきれいにうかびあがっています。


 これらは寄木造として木造のパーツを組み立ててできているものですから、このように修復が可能だということです。ここまでパーツに分解された写真は初めて、貴重なものです。


 坐像のどこを修復したか、図で紹介されています。後世に補ったところを今回は剥ぎ取り、創建当時に戻しています。


 他にも修復された木造の大内義弘・盛見・持盛坐像も公開されています。通常は立ち入り禁止の観音堂に据えられていますので、このように間近でみる機会は大変貴重です。


 つづくコーナーでは、日本のこれまでの文化財保護行政について紹介されています。


 1871年に制定された古器旧物保存方から1950年の文化財保護法まで、文化財保護の重要性が広く認知されてきていくようすがわかります。


 また、指定された文化財は、観光名所にもなり、さまざまな絵葉書が作成されました。その絵葉書が展示されています。


 山口市の代表文化財といえば国宝瑠璃光寺五重塔。その五重塔もいくたびか修復が行われています。その変遷について紹介されています。


 五重塔は桧皮葺で、現在も桧皮葺を行っている佐々木家が過去にも五重塔の桧皮を葺いており、その記録が初公開されています。


 文化財と言えば無形民俗文化財・無形文化財というジャンルがあり、これは1950年の文化財保護法で初めて設けられたものです。鷺の舞は無形民俗文化財あてはまります。


 萩焼は記録作成等の措置を講ずべき無形文化財に指定され、また萩焼作家の中には重要無形文化財に指定される方もいます。その萩焼も展示されています。


 無形文化財・無形民俗文化財は、人が歴史をつなぐもので、現在は後継者不足で存続が困難なところもあります。文化財保護の観点からこの問題をとりあげられています。


 この企画展の観覧料は、大人100円、18歳以下70歳以上の方・障がいのある方は無料です。
 ぜひご覧ください。

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