イベント開催報告

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イベント開催報告

まなび館秋の鷺流狂言装束展示

(2016・9・19/更新10・1)

 9月17日(土)から10月2日(日)まで、山口ふるさと総合伝承センターまなび館で、「秋の鷺流狂言装束展示」が開催されています。
 狂言は室町時代からつづく伝統芸能で、江戸時代には幕府に保護され、大蔵流・鷺流・和泉流が三大流派をなしていました。

 現在は鷺流だけ家元が絶えており、山口と佐渡の市民によって伝承されているだけです。
 山口では、鷺伝右衛門に学んだ春日庄作が1886年に野田神社神事能に出演したことをきっかけに地元の人が学びはじめ、以来現在まで続いています。

 1954には年山口鷺流狂言保存会が結成されました。毎週土曜日に同館で練習が行われています。
 このたびその場所で山口鷺流狂言伝承130年を記念して、装束の展示がおこなわれています。


 狂言には主人役と、それに仕える太郎冠者(たろうかじゃ)役がいます。
 こちらは主人役の衣装です。大柄な模様の段熨斗目(だんのしめ)の服の上に、長上下をきます。


 長上下は裾が長く、これで歩くのは一苦労です。
 また主人は武士なので刀を必ず腰に差しています。


 こちらは太郎冠者役の衣装です。
 格子模様の縞熨斗目(しまのしめ)の上に、半袴(はんばかま)を穿き、肩衣(かたぎぬ)をはおります。


 肩衣は裏の絵柄が大胆で、狂言衣装の中でもっともバラエティに富んで目立つものです。


 こちらも太郎冠者の衣装です。さまざまな色や模様や組み合わせがあります。


 こちらの左の衣装は女形の衣装です。女形が出てくる話は少ないです。


 この豪華な衣装は近年制作されたものです。これを着るのは「首引き」という話で出てくる役ぐらいでしょうか。


 刺繍までほどこされています。


 ほかにも様々な衣装が展示されています。


 間近でみる機会はめったにありませんのでぜひご覧ください。


 また、DVD映像で、これらの衣装を着た上演の様子が流されています。こちらもぜひご覧ください。

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