イベント開催報告

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イベント開催報告

れきみん企画展「もうひとりの維新志士たち」

(2016・10・29/更新11・2)


 10月25日から12月25日まで、山口市歴史民俗資料館で、れきみん企画展「もうひとりの維新志士たち―近代山口を支えた人びとー」が開催されています。


 明治維新は有名な人達ばかりでなく、当時のひとりひとりが参画してそれぞれの場で仕事を行い、成し遂げたことを紹介するもので、「もうひとり」は多くの地元の人達のことです。


 明治維新は1年で成し遂げられたわけでなく、その後も何十年とかかって維新の改革を根付かせて近代化を果たしたという視点で展示されています。


 展示は文久3年(1863)の藩庁移転から始まります。藩庁移転に伴う難儀について井上馨から大村益次郎に宛てた手紙が展示されています。


 この幟旗は元治の内訌で活躍した干城隊のもので、原寸大画像です。とても大きなものです。


 脱隊騒動のときの檄文。おもに鎮圧する側の檄文が展示されています。こういうのを藩内に撒いて、脱隊側につかないようにしたのでしょう。


 今回の目玉の一つ。万代利兵衛の肖像画と、幕末に万代家離れの十朋亭に宿泊した伊藤博文と井上馨が30年以上たって万代家を訪れ、寄せ書きした大杓子。大杓子は有名ですが、その箱と肖像画の展示は珍しく、箱に「万代伝家子孫永宝」と書かれているのがわかります。


 展示コーナーの半分は明治以後のものです。こちらは河北家所蔵役場への手紙。河北一は当時村長を務めており、河北家が役場となっていました。地方行政初期にはそういうことも多くあったようです。


 こちらは商店街にあった梅田家の勘定帳。


 こちらは山陽鉄道を敷く際の山口側の動きがわかる資料です。当時鉄道は民間が作っており、山口まで敷く動きに賛同する人が株を購入していましたが、買う人は少なかったそうです。


 これは薩摩切子。河北一が毛利敬親より拝領したものです。


 山縣伊三郎が山口公会堂落成の時によせた蘭の水墨画。伊三郎は山縣有朋の跡継ぎです。


 これは井上馨が地元の湯田小学校開校に寄せた書。
 学制発布以来、地元の有力者が運営を支えていたことがわかる資料がいろいろ展示されています。


 こちらは寺内文庫にあった朝鮮瓦。村ごとの図書館が小学校に併設されていましたが、宮野地区は地元の寺内正毅が私費で寺内文庫を開設、朝鮮に関する資料などを中心に、図書館として地元の人が多く利用しました。

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