イベント開催報告

HOME >> イベント開催報告

イベント開催報告

講演会「大内氏時代の技術を今に伝える檜皮葺」

(2017・5・27/更新6・1)
 


 山口市菜香亭の大広間に置かれた桧皮葺(ひわだぶき)。5月27日夜、山口市菜香亭で、講演会「大内氏時代の技術を今に伝える檜皮葺」が開催されました。


 これは桧皮葺の屋根の一部をかたどった模型です。今回はこの桧皮葺についての講演会でした。講師は江戸時代から続くひわだやの11代目当主佐々木真さんです。県内唯一の桧皮葺師です。


 会場には62名の参加者がありました。始めに1時間、スライドや動画を使って、桧皮葺の歴史や加工の仕方、佐々木さんが葺いた瑠璃光寺五重塔や龍福寺、古熊神社の屋根について説明がありました。


そのあとは模型を使っての桧皮葺の実演がありました。実演が間近でみられるということで参加者は熱心に見入ってました。


 桧皮葺一束。これを水にぬらして葺いていきます。


 馴れた感じでトントンと竹釘で桧皮を葺いていきます。


 参加者からの質問が途切れることなくつづき、年来の疑問が解けたとみなさん喜んでいました。


 実演コーナーの後半は、参加者による体験も行われました。


 見るのと実際に行うのとでは違ったようです。竹釘はあらかじめ手で差し、そのあとで金づちで打っていくのですが、手で差すという作業が実演の際は早くて気付かなかったようです。


 これが桧皮です。山のヒノキの木から皮をはいでここまで作業するのにも多くの工程がかかっています。佐々木さんはその全作業もされる珍しい桧皮葺師です。都会の桧皮葺師は、葺くだけしかしない人も多いそうです。


 葺くとこんな感じです。徐々にずらして葺いていきます。


 これが竹くぎです。


 孟宗竹などで作られます。これを作る職人も少ないです。


葺くときは竹釘を50本程度口にふくみます。


 竹釘1本をピッと口から出します。そのとき口の中で竹釘の向きを判別しているそうです。


 右手にとって、手で桧皮に差します。


 そして特製の金づちで打ち込みます。桧皮葺用の道具を作る業者は全国で京都に一社しかないそうです。


 参加者の満足度が高かった講演会でした。

HOME | ↑ このページのトップに戻る |