イベント開催報告

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イベント開催報告

れきみん企画展「本だらけ―山口の人びとと本をめぐる物語―」

(2017・11・1/更新12・1)
 


 10月20日から12月17日まで、山口市歴史民俗資料館で、企画展「本だらけ―山口の人びとと本をめぐる物語―」が開催さ絵れています。
「かつて、本を読むことは、文字を読める者たちだけに許された特権でした。様々な知識を運ぶ本は、権力と富の象徴でもありました。
 江戸時代に入って識字率が向上し、出版が盛んになると、庶民の間にも本が流通するようになります。山口も例外ではなく、山口町やその周辺でも本が読まれるようになっていきました。
 とはいえ、現在ほど本が安価ではなかった時代、本を手に入れ、読むのも容易ではありませんでした。過去と現在を繋ぎ、さまざまな文化を伝える本と、山口の人たちがどのように付き合ってきたのかを紹介します。」
 休館日は月曜日、開館時間は午前9時から午後5時まで(入館は午後4時半まで)、入館料は大人100円、18歳以下70歳以上及び障がいのある方及びその付添の方は無料です。


 江戸時代の和本についてくわしく説明された企画展で、勉強になります。


 こちらは和本の構造の紹介です。様々な綴じ方があるのがわかります。


 こちらは洞春寺所蔵の県指定文化財「洞春寺開山嘯岳鼎虎禅師手沢本」の紹介です。広島から萩、山口へと移ってきた過程や、中世の書物について紹介されています。


 また、手沢本(しゅたくぼん=先人が愛読した本。故人遺愛の書物)の一部も展示されています。


 1542年に朝鮮で銅活字で印刷された本などです。


 仁保の舟山八幡宮の蔵書も紹介されています。蔵書43点のうちほとんどが神道・国学・辞典など職務に必要な本です。


 こちはら公事根源集釈という1694年の本です。板に彫って刷られた本です。


 ついで大村益次郎の手沢本が紹介されています。歴史書はなく、洋学・兵学の書籍が中心です。


 1854年に中国で出て翻訳された「英吉利広述」など幅広い知識を得ていたことがわかります。


 こちらは竪小路にあった万代家が所蔵した「真田三代実記」の箱です。真田三代実記がそろっているというので1846年に作られた箱です。


 写本によるもので、県内に他に3ヵ所保存されていますが、微妙に文章が違うそうです。


 また、おもしろいのは表紙の見返しに、おそらく主人の万代が描いた水墨画があります。各巻にさまざまな絵を描いており、練習でしょうか。


 また町人は、なんといっても趣味とした謡曲などの手付本を所蔵しておりました。


 明治以後の出版についても紹介されており、山口中心部でたくさんの本屋・古本屋・印刷所があったのがわかります。山口は現在でもそうですが、昔から読書に熱心だったというのがわかります。


 また明治以後の地域図書館などについても紹介されており、宮野村時代の公設施設で所蔵されていた明治8年の本など展示されています。
 本好きな方にはぜひ足を運んでもらいたい企画展です。

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