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イベント開催報告

企画展「料亭『祇園菜香亭』夏のおもてなし〜涼やかな演出〜」

(2020・6・12/更新7・1)
 


令和2年6月1日から令和2年9月14日まで、山口市菜香亭の大広間展示室で企画展「料亭『祇園菜香亭』夏のおもてなし〜涼やかな演出〜」を開催されています。観覧料金(含大広間観覧)は大人100円、小人50円。


 今回は、膳が3点、漆器23点、陶器283点、盃洗を4点、竹籠3点、写真パネルを14点を展示されています。掛軸は1か月ごとに変わるそうです。


 今回初めて展示された古伊万里です。王侯貴族の間で愛用され、海外にもコレクターが多い古伊万里。料亭時代に使用されたであろう貴重な一点です。


 こちらの竹籠は料亭「祇園菜香亭」4代目亭主齊藤幸兵衛が生け花で使われていた籠です。山から切ってきた松や竹を豪快にそのまま籠に生けたと言われています。



 四代目幸兵衛は菜香亭を継ぐ前、東京三越本店の装飾部に在籍していました。こちらの写真パネルでは、四代目幸兵衛の生け花を見ることができます。


 こちらの大きなパネルは、「大広間 夏の雫」です。料亭「祇園菜香亭」では、大広間の縁側の屋根に通した水道管に、穴をあけて夕方に水を流していたそうです。簾状(すだれじょう)に流れ落ちるこの光景を、人々は「天然のクーラー」と呼び、料亭「祇園菜香亭」の暑い夏の風物詩だったそうです。


 こちらは盃洗(はいせん)です。若い方には馴染みのない器です。盃洗は、お酒の席で1つの盃を複数人で使用するときに使う盃を洗うための器です。一つの盃でお酒を酌み交わすことで、心を交わすといった日本特有の考えや文化があるため生まれた器だと言われています。格式のある料亭「祇園菜香亭」の宴会には必ず盃洗があり、盃を酌み交わしていました。


 夏によく使われた菊模様のお膳です。昭和4年、女優の岡田嘉子一座が宴会されたときに使われたお膳です。お膳とは別に、赤い器があります。これが盃洗です。


 錦手人物六寸皿です。3人の中国人が描かれ、一緒に書かれている詩は、杜甫の「長憶江南三月裏 鷓鴣啼処百花香」だと思われます。


 今月は、長府藩最後の藩主、毛利元敏の書が掛かっていました。


 暑い夏がやってきます。今回の展示を見て、涼を感じたり、料亭「祇園菜香亭」の夏を思い出して、懐かしんでいただけたらなと思います。。

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