山口市の歴史

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山口市子どもふるさと研究大賞

平成17年と18年と2年間にわたって、山口市で初めての試みとして、歴史を対象とした自由研究を募集し、「山口市 子どもふるさと研究大賞」が開かれました。これまで科学を対象とした山口県科学作品展(サイエンス山口)はずっと行われてきていますが、歴史を対象としたものは、市単位ではこれが県内で初めてでした。

第1回ふるさと大賞

平成17年の第1回山口市 子どもふるさと研究大賞の入選作品は下記の期間、山口市歴史民俗資料館に展示されました。そのときの詳細を記載します。

第1回山口市「子どもふるさと研究大賞」
〜知っちょる?大内文化と山口の昔〜 研究作品展

1 趣旨 「物の豊かさ」より「心の豊かさ」が求められるようになった社会の中で、地域固有の歴史・文化を生かした個性あるまちづくりが求められている。山口市において児童・生徒に大内文化など郷土の歴史や文化を学ぶ機会を提供し、もって次代を担う子供たちがいっそう郷土に愛着を持つことを目的とする。

2 主催 山口市教育委員会

3 共催 山口市小教研社会科部、山口市中教研社会科部

4 会場 山口市歴史民俗資料館

5 会期 平成17年12月6日(火)〜12月18日(日)

担当 〒753−0073 山口市春日町5-1 山口市教育委員会文化財保護課
TEL 083-920-4111

第1回山口市子どもふるさと研究大賞 出品者目録

【小学校】
大賞大内塗り研究白石小 6年 玉理早紀
優秀賞鰐石について白石小 6年 椎木奏江
優秀賞雪舟の人生と山口市白石小 6年 大野友也
奨励賞ぼくの小鯖昔探検ブック小鯖小 6年 増野智博
奨励賞山口十境めぐり白石小 6年 大谷圭亮
入選弥生時代の山口市について附山口小 5年 澤崎京介
入選文化財巡り小鯖小 6年 品川知美
入選発掘体験小鯖小 6年 中村彩花
入選山口十境 −歴史への旅−白石小 6年 大原諒子・篠田美樹・藤田麻由
入選山口市の歴史白石小 6年 玉木沙知
入選歴史的建造物から学ぶ大内文化白石小 6年 三好絢子
【中学校】
大賞大内文化の源流を探る 〜3人の亀童丸を追って〜附山口中 2年 井上由紀菜
優秀賞大内文化を訪ねて附山口中 1年 長尾未来
優秀賞『今は昔、賀宝の里ありけり』附山口中 2年 伊藤俊一
奨励賞大内氏の朝鮮・中国貿易の研究附山口中 1年 前原有紀子
奨励賞益次郎新聞附山口中 2年 縄田愛佳
奨励賞日本で最初に発表された不思議な石が山口市にあった附山口中 井上正之
入選山口市が誕生するまで白石中 1年 澤崎愛
入選古墳の秘密川西中 1年 福本真帆
入選山口の町なみと大内氏の繁栄附山口中 1年 藤津恭介
入選私の家のまわりの大内文化めぐり附山口中 1年 山根さやか
入選大内氏の発展と大内文化附山口中 1年 壷井英里
入選大内文化と西の京山口と呼ばれている山口との関係附山口中 1年 伊藤誠基
入選CHUCHIフィールドワーク 建造物から見た大内文化附山口中 2年 実近汐音
入選大内氏らべ隊附山口中3年 勝富藍 内山奈津美 加山沙希

作品総評

小学生の部

全体的に取材力、資料収集力の優れた作品が多くありました。ただ文献等の資料をどのように自分の課題と結びつけるか、小学生の段階では難しい内容も見られました。遺産、文化を説明するには概念的な事柄が多く、言葉の意味の理解から始めなければなりません。

小学生には体験型の研究が、学習の効果がありますが、自分に振り返って課題を深めていくことが大切です。そうしたことから、考え方・生き方を見つめ直すことができるでしょう。

表現力に関して、自分の言葉でまとめていることが大切です。また、学習の仕方を身につけていくことも必要です。その意味で、大人の指導も重要になってきます。

写真やデジタル画像、あるいは漫画、絵画など視覚的な表現が用いられて、表現効果を具体的にわかりやすくしている作品が多くありました。

ふるさとを知ることが、ふるさとに根付いている自分を発見することに結びついていく研究であることが、これからの一人ひとりの学習にとって大切です。

(山口市教育研究会小学校社会科部会部長 二島小学校校長 竹山晃)

中学生の部

出展された作品は、みな粒ぞろいの力作で、市内中学生の郷土の歴史に対する知識欲や理解の高さには目を見張るものがありました。

国際化時代を迎えて、自分の住む地域の先人たちが築いた文化や伝統に誇りと愛着を持つことは非常に大切なことだと思われます。その点で、第1回目となった今回のコンクールは画期的な意義を持つものと思います。

さて、審査して一番思ったのは、本や冊子からだけでなく、実際に現地に足を運んで自分の目と耳でしっかり調査活動を、自分のものとしていることです。これは、学校での総合的学習や選択教科のp授業での調べ学習の成果が現れたものと思います。さらに、研究した内容を写真やイラストでビジュアル化し、楽しくレイアウトしていることにも関心しました。

また、調べる課程で「不思議さ」を発見し、その謎に対して自分なりの仮説を練り上げ、「歴史を想像する楽しさ」を味わっていることにも心打たれました。

注文を出すとすれば、参考文献から引用したものと自分の考えとを区別する習慣をつけたらということです。そして、引用した箇所は「・・・」を付け、文献名を明記したいものです。また、理解の難しい言葉は事典を活用し、その上で自分の解釈を書き添えてはいかがでしょう。

最後に、「量は質に転化する」といいます。これからもたくさん小論文に挑戦し、郷土の歴史に対する思いを一層深めていってもらいたいと思います。

(山口市教育研究会中学校社会科部会部長
山口大学附属山口中学校副校長 山根義彦)

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